なんだかんだで無事に目的地に着いた。大きな城壁がある。 ここは世界の中心、領土という場所らしい。 これからの冒険の拠点となる場所なのでキチンと覚えておこう。 ここは、領土だ。 |
領土の王、略して領王に謁見する事になった。 領王の顔はよく覚えていないが大体こんな感じだったと思うんだけど いかんせんよく覚えていない |
私のほかに兵士みたいな者も多数出席している。 正直なぜ私がこの場に居るのかがよくわからない。 |
領土の町を歩いていると、いつの間にかおふねがビショ濡れになっていた。 どうやら商店街の真ん中にある噴水に飛び込んだようだ。 さっき私がやってるのを見てマネしたのかもしれない。 長旅で疲れているし、宿をとる事にした。 |
領土の宿屋というわりには大して大きくもなく綺麗でもなかった。 そして店長らしきオッサンの言動がやけに耳に残った。 オバダウ゛ィトゥディ オバダウ゛ィトゥディ |
ぐっすり寝て体力も全回復したところでビッグニュース! この宿屋では、ジョブチェンジができるらしい!! 私はずっと、ハンマーを使う「ウォリアー」という職に憧れていたのだ! おふねと一緒にジョブチェンジをする事にした。 |
剣と盾、というメジャーな装備から一転、 ハンマー1本という男らしいジョブに変わった。 この時を、この時を待ちわびていたのだ・・・! |
剣を使っていた頃の私の戦法はだいたいこうだ。 まず、ダッシュ突きで敵を吹き飛ばす まるで突進する牙・・・私はこの技を「牙突(がとつ)」と名付けた。 |
倒れた相手にグサー!!! 「わたえぐり」という必殺技が炸裂!相手は死ぬ! この流れが私の必勝パターンだったのだ。 |
果たしてこのハンマーは私にどのような連携を与えてくれるのか・・・。 ちなみにおふねは大きな弓を使う「レンジャー」にジョブチェンジした。 心なしか弓を重そうにしている。 |
さっそくその力を試したく、おふねと一緒に領土を飛び出した。 上位職なのだ、今までとは攻撃力も比較にならないだろう。 血沸き肉踊る。 早くモンスターに会いたいものだ。 |
すぐそこでゴブリンの群れを見つけた。 おのれ人に害なす害獣め! 正義の使者である私が退治してくれる!ヒャッハー! |
よい・・・ |
しょ・・ |
と。 |
おぶっ |
異様に重たい上に威力も大した事ねええええ! 片手剣のほうがまだ強かったぞ!! どんだけ期待してたと思ってるんだチクショオオオオオ! |