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★注意★
・日誌なのでネタバレを含みます。
・主人公の視点でお話が進みます。



               




そんなこんなで、Lv17の私はLv42のポーンを連れることとなった。
少し歩くと、いつものようにゴブリンの軍団が現れた。
面倒だが相手をしてやろうじゃないか。





突然上空から得体の知れないエネルギーが降り注いだ!?
そこにいたゴブリンは一瞬で全滅した。
何が起こったのかマジでわからなかった。





この男か・・・?
新しくポーンとして迎え入れた、Lv42の魔法使いのこの男がやったのか!?
初めて目にする現象に、私はうろたえていた。





かなり後になって分析して分かったのだが、
今回の攻撃は単なる攻撃魔法ではなく、
炎だか雷だかのエネルギーをおふねの弓矢に付与し、
そのままおふねが連続で天に向けて打ち上げ、それが雨のように降り注いだようだ。
今回は半分以上はおふねの手柄だったというわけだ。





しかしその時点では私はてっきりこの男が一人でやったものと思っていた。
格上の魔法使いを仲間に入れたものの、得体の知れない技を使われるとビックリする。
・・というかさっきから、この男の周囲を人魂のようなものが旋回してて超怖い





なんとなく私はまた自分の村に戻ってきた。
私の村はフィールドの最南端にあるのだが、なにげに頻繁に戻ってきている。
戻るたびに一々膨大な時間を消費するのがアレだが





宿屋に行くと、クエスト掲示板に村長の護衛というものがあったので受けてみた。
それにしても、この「クエスト」って言葉・・・
村長にしてみれば、「わしを護衛するクエストじゃ」って言っているようなものだ。
なんだろう、気恥ずかしくはないのだろうか。

母親が、「たかし!ちょっとお豆腐を買うクエストをお願い!」って言うようなものだ。





村長の行き先は物凄く遠い場所らしいのだが、今の私には
移動手段が徒歩しかないので、普通に走るしかないのだ。
このジジイ、私の全力に普通に付いてくる。





道すがら、自分を売り込むポーンがいたので仲間に入れてあげた。
髪型がマッシュルームみたいだが、まあ可愛い系の女子っぽい感じだった。





途中で出会ったゴブリンやらを倒すと、新入りポーンが
「私あっての勝利ですしたね」
と突然何を言ってるのかわからん台詞を吐いてきた。
えっいや君いまあんま活躍してなかったけど
ほとんど私一人で倒したけど





生意気なポーンが増えたところで、目的地も近くなってきた。
ぞろぞろと5人で林の中に入る。





ド・・・ドラゴン!?!?
こいつは・・・冒険の初日に出会った、あいつか!?

あまりにも、あまりにも唐突過ぎる来襲。
その日、飛来しながら炎を吐く灰色のドラゴンに出会ったのだった。



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