こないだ戦った巨大な蛇を覚えているだろうか。 あの時に切り落とされた蛇の頭を、兵士達が王様に謙譲しに行くのだそうだ。 台車に乗せ、ウシさんが引っ張っていくらしい。 領土までの道のりを、護衛する事になった。 |
この色黒の女・・・蛇と戦った時にも居たなあ。 リーダーシップをとっているようだし、結構偉いのかもしれない。 兵士達の隊長といったところだろうか。 |
「ハーピーです!!」 山道を登っていると、空を飛ぶ人面鳥が現れた。 おふねが弓矢で次々と落としている。頼もしい。 私は剣しか振るえないので、基本的に攻撃が届かない。どうすれば |
おふねが弓で打ち落とす → 私が止めを刺す 知らぬ間にこの連携が成立していた。 私たちは案外いいコンビなのかもしれない。 |
おふねの弓が大活躍したおかげで、意外とそこまで苦戦する事も無かった。 邪魔するやつは、すべて斬り捨てるだけだ!! |
サポートポーンがハーピーに捕まった。 どうでもいいが私はこいつをサブポーンだと思っていた。 実はサポートポーンだったらしい。 そのサポートポーンが捕まった。天高く舞っていった。 |
敬礼 |
捨てた!? |
崖下に真っ逆さまだった。 正直、あまりの出来事にあっけに取られて目が点になった。 いや、これ・・・結構エグい世界だなあ・・・ |
崖下からサポートポーンの呼び声が聴こえる・・・ だが冷静に考えて欲しい、助けに行こうと飛び降りれば 私も間違いなく死ぬ。どう考えても死ぬ。 私はそいつの命を諦めた。そんな事よりハーピーの退治退治ーっと そんなこんなで、私たちは長い山道を乗り越えたのだった。 |